【論文】ICUでのShared decision-makingについてのエッセイが掲載されました

Writing

When serious becomes critical“というタイトルのエッセイがJournal of Hospital MedicineのOn Healing and Humanityというセクションに掲載されました。

このエッセイでは急性期のshared decision-makingに普遍的に存在する課題について、ある患者さんとご家族とのコミュニケーションを通じて振り返りました。

(奇しくも「救急・集中治療における生命維持治療の終了/差し控えに関する4学会合同ガイドライン」パブリックコメント募集開始と同日の出版となりました)

Just a moment...

今回のエッセイでは重症患者のSDMで重要となるserious illness conversationcrisis communicationという2つのコンセプトに焦点を当てて、急性期医療でしばしば生じる課題について綴りました。

近年臨床倫理に関する研究が増え、SDMに関する様々なフレームワークが提唱されています。しかし臨床現場で生じる倫理的ジレンマを解決するためには1例からの学びが重要と考え、これまで積極的に学会発表してきました。(今回の論文も先立って昨年のACP Japanで一般演題として発表を行いました)

学術的な議論をさらに発展させる方法の1つとして以前からエッセイの重要性を感じていましたが、エッセイは一般的な学術論文と比べて構成の自由度が高く、話し言葉に近い語り口が要求されることからとても高いハードルを感じていました。そのためここ数年は執筆経験を積み、今回がエッセイ初挑戦でした。

査読を振り返ると「展開がperspectiveのようで形式張っているのでもっとnarrativeを全面に押し出したほうがよい」「特に会話部分の文体が堅い」と言った的確な指摘を頂き、ある意味これまでで最も精神的にタフで時間を要するRevision対応でした。reviewer, editorどちらも大変好意的だったことに救われたと共に感謝しています。

愛読誌JHMのEarly Viewに自分の論文が並んでいるのを見て万感の思いでした。

今回は初エッセイ、JHMへの初アクセプトと初めてづくしで自分にとって思い入れのある1篇となりました。

もしこのエッセイを読まれた方がいらっしゃれば、是非感想やご意見を教えていただければと思います。今後もエッセイ執筆に挑戦していきたいと思います。

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